Studies on geophysics and paleoceanography in the South Pacific.

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  • 南太平洋及び沈み込み帯における地質学・地球物理学的研究 ならびにチリ沖における古海洋環境変動復元研究 「みらい」MR08-06航海概要

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海洋地球研究船「みらい」を利用して、海洋プレート形成現場である東太平洋中央海嶺(主にチリ沖三重会合点)およびその周辺の南太平洋海域において、1)海洋地殻構造と海洋底ダイナミクス(マントル上昇流から海洋地殻形成およびプレート進化過程)の解明、2)若い海嶺の大陸下への沈み込みプロセスの観察によって、大陸地殻形成・進化メカニズム(海嶺衝突帯付近のマグマティズムと沈み込み堆積物フラックス)の解明を目的として、地観測が実施された。また、さらに高緯度域(フィヨルド内およびマゼラン海峡内を含む)にかけて海底堆積物を採取し、3)北半球で確認されている1000年スケールで変動するダンスガードオシュガーサイクルと呼ばれる急激な気候変動が南半球ではどのように生じていたのか、4)古環境復元の代替指標の高精度化ならびに現代の水柱における物質循環の解明、5)南半球における過去200万年にわたる地球磁場強度の変動の解明を目的とした観測が実施された。本発表では、その航海概要および成果の一部について紹介する。

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