親鉄性元素分析のための金属質標準物質の合成
書誌事項
- タイトル別名
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- Preparation of metallic calibration standard for several siderophile elements
抄録
レーザーアブレーション-ICP質量分析法は汎用性の高い局所微量元素・同位体分析法として広く利用されている.フェムト秒レーザーアブレーションシステムの実用化により、それまでのレーザーアブレーションシステムでのサンプリングが困難であった金属試料に対して安定したサンプリングが可能になり,金属相中の局所微量元素・同位体分析が可能となった. これにより,ダイアモンドアンビルセルによる地球内核-外核境界の物理条件を想定した高温高圧実験試料の化学分析が可能となった.本研究では,新たな金属標準物質を用意すべく,アーク溶解法によって20種類の親鉄性・親銅性元素を含む鉄-ニッケル合金試料を作成し,その均一性を評価するとともに,微小シングルスポットサンプリングにより得られる分析精度を見積もった.本講演では,W, Re, Osに加えいくつかの元素に対しても不均一性の評価を行った結果についても発表する.
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 146-146, 2010
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680707442688
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- NII論文ID
- 130004593243
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可