鉄水酸化物・マンガン酸化物中の希土類元素の局所構造の系統的変化と固液間分配係数パターンとの関係

書誌事項

タイトル別名
  • Correspondence of systematic variations of local structures of REEs sorbed on Fe hydroxide and Mn oxide to the variations of partitioning coefficients between solid and liquid phases

説明

鉄・マンガン水酸化物による海洋・河川からの希土類元素の除去反応過程は、水圏における希土類元素の循環を議論する上では欠かせない重要な反応である。実験系・天然系両方の分配係数パターンに、これまでの吸着モデルでは説明できないirregularな変化が見られ、溶液中又は沈殿物中の希土類元素の局所構造の変化によると推測された。放射光施設(KEK-PF BL-12C)において、多素子SSDを用いた蛍光法により測定した希土類元素のLIII吸収端のX-ray absorption fine structure(EXAFS)を解析することで、希土類元素の局所構造の変化を調べ、分配係数パターンに認められるirregularな変化との対応付けを行う事を試みた。信頼性の高い構造決定を行うために次の3段階に分けて研究を行った結果を報告する。1.EXAFS信号から多電子励起による妨害ピークを補正する方法の確立2.EXAFS法による局所構造解析結果の妥当性について水和イオンを用いた検討3.鉄・マンガン水酸化物に取り込まれた希土類元素の局所構造の解析

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680707694976
  • NII論文ID
    130005053341
  • DOI
    10.14862/geochemproc.55.0.101.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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