舞鶴帯南帯夜久野岩類の地球化学的・年代学的特徴にみる夜久野オフィオライトのテクトニックモデル

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タイトル別名
  • Review of geochemical characteristics and isotopic ages of Yakuno rocks in the Maizuru Terrane: implication for the tectonic model of the Yakuno ophiolite

抄録

舞鶴帯南帯の夜久野岩類は,超苦鉄質岩類と変斑れい岩,変ドレライト,変玄武岩などの苦鉄質岩類(夜久野オフィオライト)を主としたもので,花崗岩類と少量の砂泥質片岩が伴われる.これら舞鶴帯南帯に産する夜久野岩類の岩石学的・地球化学的特徴から,これらの形成場はかなり多様なテクトニックセッティングが想定されている.舞鶴帯南帯の夜久野岩類から得られている放射年代値は,舞鶴帯南帯の夜久野岩類から得られている放射年代値はペルム紀の年代値を示すものと石炭紀~シルル紀の年代値を示すものに分けられる.舞鶴帯南帯に産する夜久野岩類および夜久野オフィオライトに関する岩石学的,年代学的データはかなり蓄積されつつあり,本講演ではこれらデータをレビューしながら,舞鶴帯および夜久野オフィオライトテクトニックモデルについて考察する.さらに,舞鶴帯および夜久野オフィオライトに関する地質学的,年代学的な諸問題をまとめる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680708376960
  • NII論文ID
    130005053984
  • DOI
    10.14862/geochemproc.56.0.301.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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