パタゴニア北部,超背弧域に分布するソムンクラ台地玄武岩の成因:ウォズリアイトの脱水溶融起因説

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Petrogenesis of Somuncura plateau basalt in an extra back-arc province: Dehydration induced-melting of hydrous wadsleyite beneath northern Patagonia

説明

島弧・大陸弧―海溝系において,その2分の1の火山列の背弧側(超背弧)に,ハワイを代表するマントルプルーム成因とは明らかに産状が異なる活発な玄武岩質マグマ活動が存在する(図1).これまで同火成活動は偶発的に派生したマントル熱異常(もしくは小規模マントルプルーム)に起因すると考えられていた.しかし,我々は,同火成活動が沈み込み帯に伴う定常的なテクトニズムがトリガーとなり,410km以深のマントル遷移層・含水ウォズリアイト(カンラン石β相)の脱水・溶融を引き起こすことで生じる,とする新しいマグマ成因論を作業仮説として提案する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680708586624
  • NII論文ID
    130004593289
  • DOI
    10.14862/geochemproc.57.0.188.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ