大気のヘリウム同位体比:時間的・空間的変動
書誌事項
- タイトル別名
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- Atmospheric helium isotope ratio: Possible temporal and spatial variations
説明
大気中のヘリウム同位体比は、ヘリウムの滞留時間が大気の混合時間より遙かに長いために、世界中どこでも一定と考えられてきた。近年、天然ガスや石油の採掘に伴い人工的に固体地球から放出される同位体比の低い地殻起源のヘリウムが付加することにより、大気中の同位体比の低下が示唆されている。しかし、観測データは変化を示すものと示さないものがあり、今も論争が続いている。本研究ではこの問題に挑戦するために、日本の遺跡から採取された金属精錬の際にできるスラグにトラップされた過去の空気と世界中の様々な場所で採取された表層大気のヘリウム同位体比を、新たに開発した高精度分析システムにより測定した。講演ではその結果について述べる。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 238-238, 2010
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680708703616
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- NII論文ID
- 130004593345
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可