バングラデシュ南西部シャムタ村における地下水中ヒ素濃度の深度分布とみかけの分配係数との関係

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タイトル別名
  • Depth profile of groundwater arsenic and its relation to the apparent partitioning coefficient in Samta village, south-west Bangladesh.

抄録

近年天然由来ヒ素による地下水汚染が世界各地で報告されており、水圏における環境問題の一つとして注目されている。ヒ素汚染地域であるバングラデシュでは、国土の半分以上の井戸水のヒ素濃度がWHOの定める(10 μg/L)を超過し、かつ濃度の空間的なばらつきが大きいという特徴がある。我々のグループの調査地域であるバングラデシュ南西部ジョソール県シャムタ村においても1 km2範囲内の地下水ヒ素濃度は< 1 - 1200 μg/Lという大きな濃度幅をもつことが明らかとなった。我々は吸着平衡の重要性に着目し、吸着実験を行い、固液間の亜ヒ酸の見かけの分配係数から、調査地域における大きな濃度幅が吸着平衡と調和的であるかを考察した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680708884736
  • NII論文ID
    130005054106
  • DOI
    10.14862/geochemproc.56.0.99.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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