享保の飢饉は、何故起きたか?:樹木年輪同位体比から見た小氷期の東アジアにおける大気循環の特異性
書誌事項
- タイトル別名
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- Why did Kyoho famine occur? : Characteristics of climate variability in Japan during little ice age clarified by tree-ring isotope ratios
説明
享保の飢饉は、享保17年(1732年)に起きた江戸時代の西日本最大の飢饉であり、虫害という特異的な背景を持つ。原因となったウンカは、東南アジアから中国南部を経て、毎年風に乗って日本に飛来する、日本では越冬できない昆虫であり、当時の大発生の背景には何らかの大気循環の変化があったことが推察できる。本研究では、江戸時代の日本全国における樹木年輪セルロースの酸素・炭素同位体比の時空間変動パターンを解析して、当時の大気循環の特徴、及びその日本社会の変動との関係を解析した。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 57 (0), 78-78, 2010
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680709358464
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- NII論文ID
- 130004593467
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可