リベド血管症(livedo vasculopathy)

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  • リベド ケッカンショウ(livedo vasculopathy)

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説明

Livedo vasculopathyは下肢を中心に生じる分枝状皮斑と紫斑およびその潰瘍化を特徴とする.組織学的には白血球核破壊性血管炎はみられず,真皮内血管の血栓性閉塞像がみられるのみである.原因としては凝固能異常による血栓形成能の亢進が考えられている.診断に際しては,抗リン脂質抗体の検索や壊死性血管炎の有無について詳細な組織学的および免疫血清学的検討が必要である.慢性難治性の経過をとることが多いが,近年ではワーファリンの有効例が多く報告されている.

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