添田花崗閃緑岩の希土類元素組成ならびにSr・Nd同位体比組成
書誌事項
- タイトル別名
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- Rare earth elements and Sr-Nd isotope compositions of the Soeda Granodiorite, northern Kyushu, Southwest Japan
抄録
<p> 北部九州白亜紀花崗岩類分布域東部に分布する添田花崗閃緑岩の希土類元素組成ならびにSr・Nd同位体比組成について報告する.添田花崗閃緑岩はSr含有量から落合ならびに伊良原花崗閃緑岩に区分され,それぞれ107.4±0.8Maおよび103.1±0.7MaのジルコンU-Pb年代を示し,活動時期が異なる(柚原ほか,2015).両花崗閃緑岩の希土類元素パターンは,軽希土類元素に富み,重希土類元素に乏しい右下がりのパターンで,明瞭なEu異常は認められない.両者に大きな違いは認められないが,落合花崗閃緑岩の方が,軽希土類元素にやや乏しく,重希土類元素にやや富む.落合花崗閃緑岩のイプシロンSrI およびイプシロンNdI値は,+13.4〜+17.5および+0.2〜-1.1であるのに対し,伊良原花崗閃緑岩は+20.3〜+23.3および-1.2〜-2.6と異なるが.いずれも加々美(2005)による北帯のSr・Nd同位体比組成の範囲内にある.</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 64 (0), 118-, 2017
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680712232192
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- NII論文ID
- 130006198533
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可