光化学反応による硫黄同位体異常を用いた太古代大気組成の推定
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- 遠藤 美朗
- 東京工業大学
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- 上野 雄一郎
- 東京工業大学、地球生命研究所、海洋研究開発機構
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- 青山 慎之介
- 東京工業大学
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- 三島 郁
- 東京工業大学
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- Sebastian O Danielache
- 上智大学、地球生命研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Estimation of Archean atmospheric composition using sulfur mass-independent fractionation originated from SO2 photochemistry
抄録
<p>太古代の堆積岩に報告されている硫黄同位体異常はδ36S/δ33S = -0.9で特徴づけられる。SO2光化学反応は大きな硫黄同位体異常を生じるが、同位体異常を生じるメカニズムが完全に解明できていないため、太古代のδ36S/δ33Sを説明できていない。本研究では、SO2柱密度を減らし、還元的なCO大気とすることにより、想定される太古代大気の条件に近づけて光解離実験を行った。ある条件での光解離生成物の同位体異常はδ36S/δ33S = ?0.9となり、太古代の同位体異常に近い値を得た。δ36S/δ33Sは2つのメカニズムの組み合わせにより変化することがわかった。一方はSO2柱密度に関係するSO2の光解離反応の自己遮蔽効果であり、もう一方は還元気体濃度に関係するSO2励起反応における項間交差に起因する同位体異常である。この仮説を地質記録のδ36S/δ33Sに適用し、得られた太古代の大気組成に関する情報について報告する。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 179-, 2016
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680712247296
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- NII論文ID
- 130005279992
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可