オルドビス紀末の大量絶滅を引き起こした環境変動 : 硫黄・炭素同位体比組成からの制約
書誌事項
- タイトル別名
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- Sulfur and carbon isotope study for understanding environmental perturbations at the late Ordovician mass extinction event
説明
<p>顕生代における大量絶滅のうち特に絶滅率の大きな5つのイベントはビッグファイブと呼ばれている。これらビッグファイブのうちで最初に起こったのがオルドビス紀末の大量絶滅である。このイベントは海水準の低下で特徴づけられており、大陸氷床の形成に関連していると考えられている。マレーシア・ランカウイ諸島・ラングン島に露出するオルドビス系-シルル系泥岩・砂岩を採取し、それに含まれる有機炭素・硫化物硫黄の濃度、同位体比組成を得た。これまでの研究と同じようにd13Cの正方向の変位を見出した。それと同期してd34Sの正方向の変位を見出した。これらと炭素・硫黄濃度組成、C/S比などの情報を組み合わせて、オルドビス紀末の海洋環境について議論する。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 63 (0), 15-, 2016
一般社団法人日本地球化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680712320128
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- NII論文ID
- 130005279915
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可