アルゼンチンNeuquén盆地K/Pg境界堆積岩中のC・S含有量分布と大量絶滅事変の南半球生命圏への影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Carbon and sulfur contents in K/Pg boundary sediments, Neuquen basin, Argentina: Massive extinction affect on Southern hemisphere biosphere
説明
約6500万年前の生物大量絶滅と地球環境変動は、世界各地で発見されている白亜紀/第三紀(K/Pg)境界粘土層中の古生物学・地球化学的記録に証拠づけられている。しかし一方で、全有機炭素量(TOC)等の分布が各境界層によって異なる点についてはあまり言及されていない。我々は、当時の地球環境変動が生命に及ぼした影響の地域的差異とその要因を理解するため、北半球に比べ研究の少ない南半球のK/Pg境界層に着目した。CHNS元素分析装置を用いてアルゼンチンNeuquén盆地K/Pg境界堆積岩に含まれる炭素・硫黄含有量の分布を明らかにし、他地域のK/Pg境界層におけるそれらの分布と比較した結果、南半球では森林火災の影響が少なく、一方で酸性雨は北・南半球に渡り地球規模であった可能性を示した。
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 62 (0), 204-, 2015
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680712657536
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- NII論文ID
- 130005492238
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可