硫酸の光解離ダイナミクスの理論的研究

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Theoretical studies on the mechanism of photodissociation dynamics of sulfuric acid

抄録

大気の組成や化学反応サイクルを知るために硫黄同位体についての研究は活発に行われている。25億年以上前の古代大気において硫黄同位体質量非依存濃縮現象(Non-Mass dependent Fractionation; NMF)が起こったと言われている。これまで二酸化硫黄においては大きなNMFが発生すると言われている。さらに、一酸化硫黄の光解離反応中の非断熱遷移によりNMFが起こることが最近研究された。そこで、Ab initio 分子動力学計算を実装し、硫酸の光解離反応を理論的に研究した。Kasting (2001)は、硫酸は二酸化硫黄へ直接光解離することを提唱したが、本研究では二酸化硫黄への直接解離は見られず、硫酸水素と亜硫酸と亜硫酸水素への解離が観測された。現在、本研究に関する論文は投稿中である。詳細は、当日は発表する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680712910592
  • NII論文ID
    130005482342
  • DOI
    10.14862/geochemproc.61.0_337
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ