分子記述子計算ソフトウェアmordredの開発

  • 森脇 寛智
    大阪大学大学院 薬学研究科 情報・計量薬学分野
  • 川下 理日人
    大阪大学大学院 薬学研究科 情報・計量薬学分野 大阪大学微生物病研究所附属遺伝情報実験センター
  • 田 雨時
    大阪大学大学院 情報科学研究科 情報基礎数学専攻 組合せ数学講座
  • 高木 達也
    大阪大学大学院 薬学研究科 情報・計量薬学分野 大阪大学微生物病研究所附属遺伝情報実験センター

書誌事項

タイトル別名
  • Mordred: a novel descriptor calculating software

説明

定量的構造-活性相関では、化合物の構造からその特徴を表す記述子を算出し、重回帰分析などにより予測モデルを構築する事が広く行われている。そのため、記述子を計算するソフトウェアは商用、非商用を問わず多く開発されている。PaDEL-descriptorは300回以上引用されている著名なソフトウェアで、多くの記述子を算出できる。そのため、我々も使用してきたが、これには多くの不具合が存在する事を見出した。また、最近では、特にニューラルネットワークにおいてPythonを使用して機械学習を行なう事が多くなってきている。これらより、我々は記述子計算ソフトウェアであるMordredを開発した。これはPython2/3両対応のモジュール、Command line Interface、ウェブアプリケーションから使用可能で、約2,000の記述子を算出できる。MordredはBSD3ライセンスで配布している。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680713148544
  • NII論文ID
    130005418878
  • DOI
    10.11545/ciqs.2016.0_y4
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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