Estimating the expulsion temperature of coal-derived gases by closed and semi-open system pyrolysis

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  • 閉鎖系・準開放系熱分解実験による石炭起源ガスの排出温度推定

Abstract

炭層起源炭化水素ガスの安定炭素同位体比(δ13C)は,石炭の熱クラッキング(熱熟成)が進行するにつれて増大する.炭層起源炭化水素ガスの(δ13C値と石炭の熟成指標(例 ビトリナイト反射率VR%)の関係が明らかになれば,貯留岩に集積した炭層起源炭化水素ガスのδ13C値から,ガス排出時の炭層の熟成度を推測出来る.炭層の熟成度は反応速度論的に変化するが,当該地域のおおよその熱史や埋没史がわかれば,炭層の熟成度から炭化水素ガス排出時の温度や深度を推定出来る.そのため,多くの開放系・閉鎖系熱分解実験が行われてきた.しかし,炭層からの炭化水素ガス排出は,開放系と閉鎖系の間で生じている.本研究では,閉鎖系と準開放系での熱分解実験を行い,それぞれの場合の炭化水素ガスの(δ13C値の変化とVRとの関係を明らかにし,石炭起源炭化水素ガスの排出温度を推定する方法を提案した.

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680713243648
  • NII Article ID
    130005482428
  • DOI
    10.14862/geochemproc.61.0_98
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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