2‐シクロヘキセノン体とシクロアルケンカルボキシレートとの光付加環化反応における配向選択性の遷移状態解析

書誌事項

タイトル別名
  • Transition State Analysis on Regioselectivity in Photocycloaddition Reactions of Cyclohexenone with Cycloalkenecarboxylates

説明

2‐シクロヘキセノン体と環状アルケンカルボキシレートの[2+2]光付加環化三重項反応における配向選択性は、その環状アルケンが4員環、5員環、6員環のいずれであるかによって異なり、小員環ほどhh付加体が生成しやすいという実験結果が得られている。本報では、MOPAC(PM3, PM5)を用いてそれぞれ異なる配向についてフロンティア分子軌道(FMO)を解析し、続いて遷移状態(TS)解析を行った。さらにab initio(UCIS)法による計算を行いその配向選択性の差の原因を明らかにした。その結果、それぞれの配向性は、初期段階の遷移状態エネルギー差によって説明できた。初期構造、計算方法等によるデータを示し、反応機構を明らかにする。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680713406080
  • NII論文ID
    130004575279
  • DOI
    10.11545/ciqs.toyoha.0.jp16.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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