大規模FMO解析に基づくファーマコフォアモデルの構築
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of pharmacophore model based on multiple FMO analysis
説明
創薬において,活性化合物に重要な特性を抽出したファーマコフォアモデルを構築することは,新規活性化合物獲得の観点で有用である.本研究では,熱帯病の一種シャーガス病を引き起こす原虫Trypanosoma cruziのジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ (TcDHODH)を標的とし,非経験的量子化学計算を行うフラグメント分子軌道(FMO)法を用いてファーマコフォアモデルを構築した.TcDHODHと基質であるオロト酸,既知の阻害剤であるオキソン酸,阻害活性をもつ43種のオロト酸誘導体それぞれとの相互作用を計算し比較した結果,ファーマコフォアとなる4点の共通した相互作用と1点の特徴的な相互作用が得られた.また,この特徴的な相互作用はHuman DHODHとの特異性をもたらす可能性も示唆された.
収録刊行物
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- ケモインフォマティクス討論会予稿集
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ケモインフォマティクス討論会予稿集 2015 (0), 116-119, 2015
公益社団法人 日本化学会・情報化学部会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680713573504
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- NII論文ID
- 130005146320
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可