九州大学病院皮膚科初診患者のQOLに対するDLQIを用いた検討

  • 内 小保理
    九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野 九州大学病院女性医療人きらめきプロジェクト
  • 内 博史
    九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野 九州大学病院女性医療人きらめきプロジェクト
  • 小河 祥子
    九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
  • 師井 洋一
    九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
  • 古江 増隆
    九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
  • 樗木 晶子
    九州大学病院女性医療人きらめきプロジェクト

書誌事項

タイトル別名
  • Measurement of QOL of 1,202 New Japanese Outpatients Using the Japanese Version of DLQI
  • キュウシュウ ダイガク ビョウイン ヒフカ ショシン カンジャ ノ QOL ニ タイスル DLQI オ モチイタ ケントウ

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説明

九州大学皮膚科初診患者1,202名から回収したDLQIの結果を検討するとともに先に報告したSkindex16の結果1)との比較を行った.DLQIの総合スコア平均値を疾患群ごとに比較すると,湿疹皮膚炎群,蕁麻疹群,薬疹・中毒疹,角化症群,付属器疾患群,膠原病群,感染症群,色素異常症群,紅斑・脈管疾患群,母斑症群,腫瘍群の順でスコアが高値であった.DLQIの総合スコアと下位尺度の平均点を男女別で比較すると,症状・感情スコアのみ有意差をもって女性の得点が高かった.総合スコアを年代別に比較するとでは高い年代ほどスコアが低下した.疾患群ごとに年齢による変化をみていくと,湿疹皮膚炎群は年齢によりスコアが低下する傾向があるのに対し,腫瘍群では加齢によりスコアが上昇する傾向がみられた.

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参考文献 (8)*注記

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