レーザーアブレーション-ICP質量分析法による定量的イメージングの検討

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タイトル別名
  • Evaluation of Analytical Capability of Laser Ablation -ICPMS technique for Quantitative Elemental imaging

抄録

LA-ICPMS法では、使用するレーザーのパラメーター(波長、パルス幅、エネルギー密度)や、サンプルの化学組成に応じてアブレーションされる体積は異なる。天然試料では複数の化学組成を持つ相が混在しているため、相ごとにサンプリングされる量に差異が生じ、LA-ICPMS法によるイメージング分析の定量性低下の要因となっていた。<br><br> 本研究では、レーザーアブレーションによる掘削量ならびにICPMSの信号強度から、LA-ICPMS法によるイメージング分析の定量化を試みた。ArFエキシマレーザーとTi:Sフェムト秒レーザーを用い、パラサイト隕石のオリビン相、金属相、酸化物相、ガラス(NIST SRM610)に対して、異なるエネルギー密度および走査回数でサンプリングを行い、分析後のクレーターについてレーザー顕微鏡を用いてサンプリング量を見積もった。本発表では、実験結果から考察されるLA-ICPMS法によるイメージングの定量性および分解能、技術的課題を発表する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680714352384
  • NII論文ID
    130005492237
  • DOI
    10.14862/geochemproc.62.0_153
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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