足白癬,爪白癬―病態と診断・治療・対策―

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  • アシ ハクセン ツメ ハクセン ビョウタイ ト シンダン チリョウ タイサク

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説明

足白癬,爪白癬の診断と治療について,代表的な皮膚科教科書を引用してまとめた.足白癬の病型は,小水疱型,趾間型,さらに,軽度の角化を伴う足白癬を非炎症性落屑・角化型と分類し,従来の角質増殖型を広義に解釈することを提案した.足白癬の治療・対策は,細菌感染,id reactinonなどの2次病変を伴う足白癬に対する治療法の選択がポイントで,足白癬の重症度に応じて,十分な経口剤の併用が望ましい.爪白癬の病態は,爪甲内への真菌(白癬菌,酵母,非白癬性糸状菌)の感染であり,正確な原因菌の同定が治療上も大切である.経口抗真菌剤療法は,爪病変が患者におよぼす身体的・精神的負担を十分に評価して行うことが大切である.

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参考文献 (15)*注記

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