試作紫外部単色光発生装置について

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  • シサク シガイブ タンショクコウ ハッセイ ソウチ ニ ツイテ

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抄録

臨床家が比較的簡単に操作,管理,応用できることを目標にして,1kWキセノン・ランプを光源とする石英プリズムの単式モノクロメーターを試作した.試作品は,ランプ・ハウス14cm×17cm×高さ36cm,本体24cm×50cm×高さ26cm大で,波長範囲250~410nmにおいて相当強力な単色出射が得られ,その放射照度はスリット幅1mm,ランプ電流42Aのとき,250nmで0.3mW/cm2,300mmで3.1mW/cm2,350mmで9.2mW/cm2,400mmで18mW/cm2のレベルである.また上記波長範囲内で各波長純度は大幅に変化し,スリット幅1mmのときの半値波長幅は250nmで6nm,400nmで30nmとなる.因みに,スリット幅0.8mmで,290nmの正常人背部皮膚における最小紅斑惹起時間は4ないし6秒である.

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