肉芽腫性乳腺炎に伴った結節性紅斑の1例

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タイトル別名
  • Granulomatous Mastitis with Erythema Nodosum
  • ニクガシュセイ ニュウセンエン ニ トモナッタ ケッセツセイコウ ハン ノ 1レイ

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51歳,女性.1999年8月20日より左乳房に熱感,疼痛を伴う皮下結節が出現し,8月27日に外科を受診し,抗生物質の全身投与を受けるも軽快せず,さらに38℃台の発熱を伴ったため9月8日に同科入院となった.9月12日より四肢に熱感,紅斑を伴う皮下硬結が多発したため同年9月20日皮膚科を紹介受診となった.病理組織学的に左乳房は肉芽腫性乳腺炎,左前腕は結節性紅斑と診断した.プレドニゾロン40 mg/日より内服を開始し,結節性紅斑が速やかに消失し,肉芽腫性乳腺炎も徐々に縮小した.肉芽腫性乳腺炎に伴う結節性紅斑は国外ではこれまでに5例報告されているが本邦ではその報告が無く,自験例は本邦第1例目としてここに報告する.

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