生下時より尾骨部の隆起を認めたcoccygeal padの1例―内外報告55例の検討と発生機序の再考―

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タイトル別名
  • A Case of Coccygeal Pad with a History of Coccygeal Protrusion since Birth: Review of the Literature and Reconsideration of Pathogenesis
  • ナマ カジ ヨリ ビコツブ ノ リュウキ オ ミトメタ coccygeal pad ノ 1レイ : ナイガイ ホウコク 55レイ ノ ケントウ ト ハッセイ キジョ ノ サイコウ

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説明

<p>20歳男性．生下時より尾骨部に皮膚常色の隆起があり，5年前に腫瘤に気づいた．臀裂に沿って60×30 mmの淡紅色腫瘤あり．骨盤部CTで尾骨が前方に約90度屈曲していた．さらに仙尾部の生理的な後弯が仙骨下1/2から認められず，屈曲部以外はほぼ直線状を呈していた．Coccygeal padと診断し全身麻酔下に腫瘍を切除した．過去の報告例を検討したところ自験例のように仙尾部の後弯が仙骨下部で欠如し直線状になっていた症例が43.5％にみられ，仙尾部の生理的弯曲異常が発症に関与する可能性があると考えた．</p>

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