全身性強皮症における齲歯の統計的観察

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説明

当科における全身性強皮症(以下SSc)患者46例に歯科検診を施行し,齲歯,喪失歯および処置歯について,健常人と比較検討した.またSSc症例の齲歯罹患を,罹病期間,病型,dry mouthの有無,シェーグレン症候群の有無などについて検討した.SSc群は健常人と比較し有意に齲歯罹患が多く見られ,また,SSc群内ではdry mouthを伴う症例に齲歯罹患が高い傾向が見られた.部位別では喪失歯は後方の歯に多く,現在歯は上下顎とも前歯が多く保たれ,健常歯は下顎中央に多い傾向が見られた.

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