特別養護老人ホームの看取りに求められる介護職に対する看護職の連携能力の因子構造

  • 大村 光代
    聖隷クリストファー大学大学院博士後期課程看護学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The Structural Factors behind Nurses' Skills for Working in Conjunction with Careworkers to Provide End-of-Life Care in Nursing Homes
  • トクベツ ヨウゴ ロウジンホーム ノ ミトリ ニ モトメラレル カイゴショク ニ タイスル カンゴショク ノ レンケイ ノウリョク ノ インシ コウゾウ

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抄録

本研究の目的は,特養での看取りを実現する看護職の介護職に対する連携能力の因子構造とそのなかに潜在する因果関係を明らかにすることである。東海地方の看取りを実践している特養に勤務する看取り経験のある看護職90名が対象であった。今回の調査では,確認的因子分析によって看護職の介護職に対する連携能力の構成概念妥当性を確認した。また,連携能力のなかに潜在する因果モデルを共分散構造分析によって確認した。看取りを実現するための看護職の介護職に対する連携能力として,心理的協働が実践的協働に影響を及ぼしていた。本研究によって,先行研究による質的分析の結果が,特養の看取りにおける看護職の介護職に対する連携能力尺度として活用できることが示唆された。

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