書誌事項
- タイトル別名
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- Efficacy of Incentive Spirometry in Improving Ventilatory Function
- Incentive Spirometry オ シヨウ シタ コキュウ クンレン ニ ヨル カンキ キノウ カイフク エ ノ コウカ
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説明
術後患者を対象にIncentive Spirometryを用いた呼吸訓練を行い,換気機能回復への影響を検討した。実験群が行う訓練は1日に4セット,1セットの回数を10回とした。実験期間は手術前日から術後10日目までとし,電子スパイロメータで術前,術後1日目,術後5日目,術後10日目に換気機能を測定した。対照群はIncentive Spirometryを用いた呼吸訓練を行わず,実験群と同様に換気機能を測定した。その結果,対照群の術後1日目の肺活量と%肺活量は,術後5日と術後10日目より有意に低下していた。また,術後1日目の肺活量と%肺活量は実験群より対照群の方が有意に低値であった。以上から,Incentive Spirometryを術後に使用することにより,換気機能の回復が期待できることと,最大吸気が充分に維持される呼吸訓練であれば「1セット10回を1日に4回」で効果が期待できることが示唆された。
収録刊行物
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- 日本看護研究学会雑誌
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日本看護研究学会雑誌 33 (4), 4_13-4_19, 2010
一般社団法人 日本看護研究学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680717931392
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- NII論文ID
- 130005133462
- 40017321261
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- NII書誌ID
- AN00330079
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- ISSN
- 02859262
- 21896100
- 21883599
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- NDL書誌ID
- 10847544
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可