透析療法選択に対する患者の受容過程

書誌事項

タイトル別名
  • Patient's Acceptance Process to Selection Dialysis Treatment:
  • 透析療法選択に対する患者の受容過程 : 腹膜透析を実施している患者をとおして
  • トウセキ リョウホウ センタク ニ タイスル カンジャ ノ ジュヨウ カテイ : フクマク トウセキ オ ジッシ シテ イル カンジャ オ トオシテ
  • ─ 腹膜透析を実施している患者をとおして ─
  • Analysis of the Patients Who Have Peritoneal Dialysis

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抄録

透析療法を迫られる糖尿病性腎症の患者の援助の方向性を見出すことを目指して,腹膜透析(PD)を選択した患者からその受容過程を明らかにすることを目的とした。PDを経験している7人に半構成面接を実施した。その結果,導入期は【現在の腎機能の認識不足と加療中の安堵感】があり,尿毒症から【急変による透析療法の必要性とその認識】がなされていた。導入直前期 は,PDを勧める説明を受け【透析の説明とその選択の緊急性の理解】ができ【腹膜透析選択の影響要因】を受けながら【腹膜透析の自己決定】を行っていた。導入後は,日常生活に戻り【腹膜透析によるQOLの低下】を実感しながら【腹膜透析によるQOL維持の努力】を行い【腹膜透析の経験による満足感】を得,【腹膜透析の合併症の心配】と【血液透析移行への不安】も抱えていた。これらの患者の受容過程を知ることで,PD選択における援助の方向性の示唆が得られたと考える。

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参考文献 (15)*注記

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