新卒看護師の看護技術習得の実態と指導者・看護師長の期待に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • State of Nursing Skill Acquisition among Newly Graduated Nurses and Expectations of Instructors and Chief Nurses
  • シンソツ カンゴシ ノ カンゴ ギジュツ シュウトク ノ ジッタイ ト シドウシャ カンゴ シチョウ ノ キタイ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

新卒看護師の看護技術習得の現状と指導者,看護師長の期待を明らかにするために基礎的な看護技術45項目の調査を実施した。対象は2年目看護師92名,指導者98名,看護師長57名。その結果2年目看護師の57.6%は看護技術45項目のうち,採用時にすでに一人でできる技術が1つもなかった。また機会がなくできない技術が20項目以上ある者が16.3%いた。新卒看護師への期待において,指導者の48.0%,看護師長の33.3%は採用時すでに一人でできることに対する期待はなく,1年以内に一人でできることを期待していた。救命救急処置技術は,1年目で指導があればできることを期待していた。<br> 以上のことから,基礎教育課程では学内演習での技術教育を充実させていくことが重要である。また基礎教育と卒後教育を連携させた継続的教育プログラムの必要性が示唆された。

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参考文献 (38)*注記

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