大学生及びその恋人のアイデンティティと"恋愛関係の影響"との関連

書誌事項

タイトル別名
  • Romantic Relationships and Ego Identity Formation among University Students and Their Lovers
  • ダイガクセイ オヨビ ソノ コイビト ノ アイデンティティ ト レンアイ カンケイ ノ エイキョウ ト ノ カンレン
公開日
2010
DOI
  • 10.11201/jjdp.21.182
公開者
一般社団法人 日本発達心理学会

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説明

本研究の目的は,大学生のアイデンティティの確立の程度及び推測された恋人のアイデンティティの確立の程度と,恋愛関係の影響との関連を検討することである。現在恋人のいる大学生212名を対象に,高坂(2009)の恋愛関係の影響項目40項目,加藤(1983)の同一性地位判別尺度18項目,恋人のアイデンティティの確立の程度を推測できるように修正した同一性地位判別尺度18項目への回答を求めた。その結果,回答者本人のアイデンティティについて達成型やフォークロージャー型に分類された者は「時間的制約」得点が低かった。また推測された恋人のアイデンティティについて達成型やフォークロージャー型に分類された者は「自己拡大」得点や「充足的気分」得点が高く,「他者交流の制限」得点が低かった。これらの結果から,恋人のアイデンティティが達成型やフォークロージャー型であると,恋愛関係をもつことが青年の人格発達に有益にはたらくことが示唆された。

収録刊行物

  • 発達心理学研究

    発達心理学研究 21 (2), 182-191, 2010

    一般社団法人 日本発達心理学会

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