コーチングの始まりとその歩みへの一考察

  • 山本 淳平
    早稲田大学大学院教育学研究科学校教育専攻 修士課程

書誌事項

タイトル別名
  • A study of coaching history
  • ~歴史の整理と教育分野におけるネイティブコーチの新たな可能性~
  • The outline of coaching history and new possibility of native coach for coaching study in education

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説明

本研究レポートでは、コーチングという言葉の始まりが、ハンガリーのコチという街で作られた馬車が語源になっていることや、その歩みについて、ガルウェイやレナードの著書を引用しつつ「対話により、クライアントの自己実現を目指す支援の在り方としてのコーチング」という考え方に至った経緯を明らかにした。また、日本におけるコーチングがどのように広がったのかを、国立国会図書館のデータベースから検討し、スポーツ分野の1980年代までのコーチのイメージが日本のコーチングのイメージに影響を与えている可能性や教育分野におけるコーチングの関心の高まりを明らかにした。その後、コーチングの歩みを概観した際に出てきた「ネイティブコーチ」に関する疑問から、筆者の関心ある教育分野において、ネイティブコーチのいるクラスでは、子どもの思考力・表現力に差がみられるということを質的・量的に検証するという、コーチングの研究手法への新たな可能性があることを示唆した。

収録刊行物

  • 支援対話研究

    支援対話研究 3 (0), 61-70, 2016

    一般社団法人 日本支援対話学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680720464512
  • NII論文ID
    130006320993
  • DOI
    10.20761/jadcs.3.0_61
  • ISSN
    24326577
    21882177
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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