Development of nasal delivery systems for biopharmaceuticals

  • Kamei Noriyasu
    Laboratory of Drug Delivery Systems, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kobe Gakuin University
  • Takeda Mariko
    Laboratory of Drug Delivery Systems, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kobe Gakuin University

Bibliographic Information

Other Title
  • バイオ医薬品の経鼻送達システムの開発
  • バイオ イヤクヒン ノ ケイ ビ ソウタツ システム ノ カイハツ

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Abstract

インスリンをはじめとするバイオ医薬品の投与ルートの一つとして,経鼻投与が古くから研究されている.その利点として投与の簡便性や肝初回通過効果を回避できることなどが挙げられる一方,消化管粘膜と同様に,タンパク質やペプチドなどの透過性や安定性が低いことが課題である.また,鼻粘膜特有の粘液線毛クリアランスと呼ばれる異物排除機構も存在し,薬物の吸収を妨げる.本総説では,経鼻投与に関わるこれらの課題を克服し,効率的なバイオ薬物デリバリーを達成するための試みについて,従来の吸収促進技術から近年の送達技術まで解説する.さらに,近年筆者らが研究を進めている細胞膜透過ペプチドを利用した鼻粘膜吸収促進手法についても紹介する.

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