精神障がい者の離職率に関する研究―最近10 年間の分析―

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  • Study on employee turnover rate for persons with mental disabilities in the Japanese labor market: A survey of the last 10 years

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厚生労働省が公表する障がい者の就業統計には,就業状況を示す就職件数は公表されているが,入職した障がい者が定着しているかどうかの指標となる離職率は公表されていない.そこで筆者らは,独自の方法として,厚生労働省が公表している「障がい者の年間の就職者数」,「対前年度増加数」,「入職件数」を活用し,障がい者の離職率の推定を試みた.その結果,身体障がい者,知的障がい者との比較から精神障がい者の離職率が有意に高いことを認めた.今後,精神障がい者が定着しているかどうかを知る手がかりとして離職率は重要なデータになると考えられた.

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