強膜反射法を用いた眼球運動測定とフーリエ解析を用いた滑動性追従眼球運動の解析
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- 羽根 邦夫
- 羽根産業技術株式会社
書誌事項
- タイトル別名
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- Eye Movement Measurement Using Scleral Reflection Method and an Analysis of Smooth Pursuit Eye Movement Using Fourier Transform
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説明
各種疾患や障害による眼球運動の異常を定量的に解析する方法を報告した.強膜反射法による光学的な測定方法を使用し,解析結果が再現性を持つように視標の制御とデータ保存のクロックを高精度化した.<br>被験者に眼球運動の基準となる一定周期で回転する円運動指標を提示し,滑動性追従眼球運動波形を測定した.眼球運動の波形をフーリエ変換して得た周波数成分から,眼球運動の異常を評価する係数を提案し,その効果を検討した.<br>健常者は,視標速度が20~30度/秒の時に眼球の追従性が良く,視線は視標に従って動いた.これより速い時は衝動性眼球運動が増え,低い時は固視微動が増えた.視標運動には,一定周期の円運動指標が眼球運動系の特徴抽出に適していた.
収録刊行物
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- 神経眼科
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神経眼科 35 (1), 71-78, 2018
日本神経眼科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680722460160
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- NII論文ID
- 130006594810
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- ISSN
- 21882002
- 02897024
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可