アトピー性皮膚炎と食物

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  • -特に小児領域において-

Abstract

アトピー性皮膚炎における食物アレルギーの関与は, 乳幼児において特に重要である. 原因食品は, その頻度から, 鶏卵 (特に卵白) ・牛乳・大豆が3大食物抗原と呼ばれ, さらに小麦・米 (合わせて5大食物抗原) も関与することがある. 食物の関与を診断する方法として, 血液検査 (抗原特異的IgE抗体検査など), 皮膚反応, 食物負荷試験が医療機関において行われるが, これに加え, 食事内容と症状の変化の記録 (食物日誌) を詳細につけることが推奨される. 食物日誌は, 家庭で実行可能で, かつ診断・治療経過に関わる重要な情報をもたらしてくれる. 食物の関与が明らかな場合には, 原因食物の完全除去を基本とした食事療法が行われる. この際, 代替食品 (乳児の場合加水分解乳など) を見つけ, 栄養面の不足が起きないよう専門家の指導のもとに行うこと, 発育のチェックを行うこと, 症状の改善があれば, 適切な検査を行い, 不必要に長期の除去を行わないことなどに注意する. 一般に, 食物アレルギーは, 2-3歳までに軽減・消失することが多いが, その後, 気管支喘息を発症することも多く, 環境抗原に対する対策も合わせて行う必要がある.

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