アルファルファ(Medicago sativa L.)の三品種の生育に対する温度の影響
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- 原田 勇
- 酪農学園大学土壌肥料学研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- Influence of Temperature on the Growth of Three Cultivars of Alfalfa (Medicago sativa L.)
- アルファルファ(Medicago sativa L.)の三品種の生育に対する温度の影響〔英文〕
- アルファルファ Medicago sativa L ノ サンヒンシュ ノ セイ
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説明
本実験は二つの部分からなり,これを第1部および第2部として論議している。"Vernal""Cody"および"Florida 66"の1年目の植物を,温度を異にする三種のグロースチャンバーの中で生育させた。すなわちその温度を昼間温度32℃夜間温度27℃としたHot(H)チャンバー,昼間温度27℃夜間温度を21℃としたWarm(W)チャンバー,そして昼間温度を21℃夜間温度15℃にしたCool(C)チャンバーである。すべてのチャンパーは約21,500lux(約6.3gcal/cm^2/m)の18時間照明とした。なお"Verna1"種は米国の北部湿潤地帯に,"Cody"種は同中部地帯に,そして"Florida 66"種は南東部湿潤地帯に奨励されている品種である。第1部の実験においては,植物体は時間を基礎に収獲された。それぞれの品種は"Florida 66"種が移植後27日目で第1花期に達したとき収穫された。第2部の実験においては,それぞれの品種が第1花期に達したときに収穫された。第1部の実験において,三品種の成熟期は温度が32/27℃から21/15℃に低下することによって遅延された。それぞれの品種の植物体の部位の目方と草丈はWarmチャシバーが最大であった。すべての植物体の部位の最も高い目方は,根部と冠部の目方を除いては,Wormチャンバーにおいて得られ,ついでHotとCoolチャンバーの順序であった。全植物体の収量はWarmチャンバーにおいて最も高く,そしてHot,Coolチャンバーの順に次第に低下した。葉部と茎部のTNCの濃度は温度の低下で増大した。品種については,"Florida 66"がそれぞれの植物体の部位について,もっとも高い濃度をもっていた。一方TNCの濃度について,"Cody"種と"Vernal"種の差異は認められなかった。第2部の実験において,"Vernal"種"Cody"種と"Florida 66"種はHotチャンバーにおいては27日から32日で,Warmチャンバーでは32日から36日で,そしてCoolチャンバーでは42日から49日で第1花期に達した。"Vernl"種は"Florida 66"種と"Cody"種より,すべての3段階の温度差のチャンバーにおいて,3日から5日間おくれて開花した。第1花期たおける,それぞれの品種の平均草丈はWarmチャンバーにおいて最長であり,CoolチャンバーHotチヤンバーの順序であった。しかし品種間では有意差は認められなかった。三品種に関して,すべての第1花期の最高の目方は"Cody"種の茎部の目方を除いては,Coolチャンバーで得られた。品種間で最も高い重量は,Warmチャンバーの根部の重量を除けば,"Vernal"種であった。全植物体の収量はCoolチャンバーにおいて最も高かった。そしてWarmチンヤバーとHotチャンバーにおいて次第に低下した。品種間では"Vernal"種が最高であった。その葉部と冠部のTNC濃度は"Vernal"種の冠部を除いて,Coolチャンバーにおいて最も高かった。三段階のチャンバーにおいて,根部と茎部のTNCの含量には有意差がなかった。葉部の植物生育速度(mg/pot/day)は温度の低下で増大した。品種間では,"Vernal"種の速度が最も早かった。そして"Cody"種と"Florida 66"種との間の差異は明白ではなかった。葉部と茎部の同化集積速度はCoolチャンバーが最も早く,そして品種間では,"Vernal"種が他の品種よりも速かであった。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 21 (3), 169-179, 1975
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680727070080
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- NII論文ID
- 110006464790
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 1624999
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可