肥料および調製方法の違いが稲わらのミネラル含量とDCAD値に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of Fertilizers and Preparation Methods after Harvesting Rice on Mineral and DCAD of Rice Straw
  • ヒリョウ オヨビ チョウセイ ホウホウ ノ チガイ ガ イネワラ ノ ミネラル ガンリョウ ト DCADチ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

低DCAD値の稲わらを得るために肥料,調製方法の違いが稲わらのミネラル含量とDCAD値に及ぼす影響を検討した。基肥は同条件で,追肥は硫安と塩安を施用した。収穫後,稲わらを水田放置(0日,7日,14日,30日,60日),くいがけ(30日),生わらサイレージ(30日)の処理後にミネラル含量とDCAD値を測定した。さらに,降水量による稲わらのミネラル含量とDCAD値の変化を人工降雨により評価した。肥料では,硫安施用のDCAD値は塩安施用より低かった。調製方法では,水田放置,くいがけ処理後のK,Cl含量とDCAD値は減少傾向がみられた。人工降雨実験では,K,Cl含量とDCAD値は降水量100mmにより大幅に低下した。以上のことから,低DCAD値の稲わらを得るには,肥料としては硫安施用が,調製方法としてはくいがけ,水田放置による適度な被雨が効果的であることが示唆された。

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