バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)の刈取耐性

  • PAKIDING Wempie
    宮崎大学農学部草地環境科学講座:(現)ハサヌディン大学畜産学部
  • 平田 昌彦
    宮崎大学農学部草地環境科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Tolerance of Bahiagrass (Paspalum notatum Flugge) to Defoliation

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説明

バヒアグラス(paspalum notatum Flugge)の刈取耐性を分げつ密度と葉身生産の点から評価した。実験1では春から夏にかけて草地のすべての葉身を毎日刈取った。実験2では2つの窒素施肥量(-Nと+N)で処理された草地のすべての葉身を,夏から秋にかけて毎日(D1),2日ごと(D2)あるいは4日ごと(D4)に刈取った。分げつ密度は刈取処理開始の4-6週間後から急激に低下し,葉身生産速度は刈取処理開始直後から低下した。分げつ密度と葉身生産の減少速度はほぼ常にD1≈D2>D4の順であり,窒素施肥量の効果はほとんど認められなかった(-N≈+N)。バヒアグラスはすべての葉身を毎日あるいは2日ごとに取り除かれるような極端に強度の刈取に対しても,4-6週間は,分げつ密度をほぼ維持し,葉身生産速度をある程度維持して耐えることが示された。

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参考文献 (13)*注記

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