ケンタッキーブルーグラス(Poa pratensis L.)の種子繁殖と放牧家畜の排糞による種子散布 : 2.糞により散布されたケンタッキーブルーグラス種子の発芽率の季節的な変化および糞中種子によるササ型草地への侵入
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Dissemination of Seeds along with Cattle Dung on the Propagation of Kentucky bluegrass (Poa pratensis L.). : 2. Seasonal changes in the recovery and viability of seeds in cattle dung on the pasture and the invasion to the sloping Sasa-type pasture with the seeds embedded in cattle dung.
- ケンタッキー ブルーグラス Poa pratensis L ノ シュシ ハンショク ト ホウボク カチク ノ ハイフン ニ ヨル シュシ サンプ 2 フン ニ ヨリ サンプ サレタ ケンタッキー ブルーグラス シュシ ノ ハツガリツ ノ キセツテキ ナ ヘンカ オヨビ フン チュウ シュシ ニ ヨル ササガタ ソウチ エ ノ シンニュウ
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説明
ケンタッキーブルーグラスが優占する放牧草地(草地試験場山地支場)において,ケンタッキーブルーグラスの開花,結実および糞中種子の季節的な動態を調査した。また,菅平牧場では,ケンタッキーブルーグラスの糞中種子による既存群落(ササ型草地)内への侵入実態を調査した。草地試験場山地支場内の調査放牧草地では,ケンタッキーブルーグラスの開花は6月の中旬に始まり,6月下旬にはその大半が結実した。糞中種子は,7月上旬から8月中旬にかけて検出され,7月中句にはその数および発芽率がピークに達した。これらの結果より,牛糞による種子散布が可能な期間は,開花から4週目以降の約1ヶ月間と推察された。菅平牧場における調査牧区では糞塊中にシバ種子が最も多く含まれていたが,糞中種子によってササ型草地内に侵入した植物の中ではケンタッキ-ブルーグラスの平均被度および出現頻度が最も高かった。また,シバを除く侵入植物の被度と糞塊の被度との間には有意な正の相関関係が認められた。これらの結果より,糞中種子による植物の侵入および定着には,糞の分布や糞中種子数だけではなく,侵入後に起こる既存植生や他の侵入草種との競合過程が問題になると考えられた。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 45 (2), 163-169, 1999
日本草地学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680729836160
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- NII論文ID
- 110003850626
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 4845128
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可