北日本各地の野生化したペレニアルライグラスとトールフェスクにおけるネオティフォディウム・エンドファイト感染状況と感染個体由来種子のアルカロイド含量

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タイトル別名
  • Incidence of Neotyphodium Endophytes among Naturalized Perennial Ryegrass and Tall Fescue Plants in Northern Japan and Alkaloid Concentration of the Seeds from Infected Plants

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抄録

北日本の道端に生育する野生化したペレニアルライグラスとトールフェスクをそれそれ59と71箇所から各地点3個体ずつ収集してエンドファイト感染状況を調べた。全体では各草種それそれ10%(18/179個体)と15%(32/213個体)が感染しており, 感染個体の平均アルカロイド含有率は, エルゴバリンがそれぞれ1.86 ppmと6.27 ppm, ロリトレムBはPRで1.41 ppmであった。 いずれの草種も感染個体のアルカロイド含有率に大きな変異が認められ,中でも深浦のPR個体はエルゴバリン, ロリトレムBとも検出されなかった。アルカロイド含有率の低い個体が見つかったことは,感染しているエンドファイトの特性を調べることにより, 牧草として利用できる可能性を示すものである。

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