前作収穫跡におけるスラリーを追肥利用するトウモロコシ部分耕栽培

書誌事項

タイトル別名
  • Practicability of Corn Cultivation under Partial Tillage with Slurry as Topdressing
  • ゼン サク シュウカク アト ニ オケル スラリー オ ツイヒ リヨウ スル トウモロコシ ブブンコウサイバイ

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説明

冬作飼料作物の収穫跡地にトウモロコシを部分耕播種し,これにスラリーによる追肥を行う栽培法の可能性について検討した。部分耕区には播種期の違い,前作草種および除草剤生育期処理の有無を組み合わせ,全面ロータリ耕耘・化成肥料追肥の対照区と比較した。併せて,スラリー散布作業がトウモロコシの初期生育に及ぼす影響についても調査した。トウモロコシ収量は,5月播種>4月播種,エンバク跡>イタリアンライグラス跡,除草剤施用>除草剤無施用の傾向を示した。トウモロコシ収量と前作立枯れ量との間には,有意な負の相関関係が認められた。スラリー散布時の車輪による踏圧は乾物収量を低下させたが,トウモロコシの肥料やけ被害は軽微であった。以上のことから,適切な前作草種,播種期を選択し,除草剤の早期散布によって前作収穫跡の再生量をより少なくすれば,本栽培法の確立は有望であると考えられる。

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