光の強さがグリーンパニックの収量と栄養価値に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • The Effect of Light Intensity on the Productivity and Nutritive Value of Green Panic (Panicum maximum var. trichoglume cv. Petrie)
  • 光の強さがグリーンパニックの収量と栄養価値に及ぼす影響(短報)〔英文〕
  • ヒカリ ノ ツヨサ ガ グリーン パニック ノ シュウリョウ ト エイヨウ カ

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抄録

光の強さが,暖地型イネ科草グリーンパニック(Panicum maximum var. trichoglume cv. Petric)の収量と栄養価値に及ぼす影響を再生期間との関連で検討するため圃場試験を行った。発芽後6週目で刈取った後,寒冷しゃを用いて遮光することにより光の強さを,全光の11%,26%,42%,60%,75%及び100%とする計6処理区を設け,2週目から6週目まで1週間毎に材料を採取した。生長に伴う乾物収量の増加は,弱光区ほど小さくなり,特に11%区では収量は減少した。窒素含有率は弱光区で有意に高い値を示したが,各区とも生長とともに低下した。窒素収量は光が強い区ほど,また生長の進行とともに増加した。光の強さが細胞壁成分含有率に及ぼす影響は,弱光区で低くなる傾向が認められたが,NDFについてのみ有意であった。In vitro有機物消化率については,100%区で他区より約1.5%高い値が得られたが,光の強さによる有意な差は認められなかった。

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