グリーンパニックの種子に関する研究 : VII.30℃での貯蔵による発芽改善

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タイトル別名
  • Studies on Green Panic Seed : VII. Relation between time of heating at temperature of 30℃ and improvement of germination
  • グリーンパニックの種子に関する研究-7-30℃での貯蔵による発芽改善
  • グリーン パニック ノ シュシ ニカンスルケンキュウ 7 30ドC デ ノ チ

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抄録

グリーンパニック種子の発芽改善に,乾燥条件で30℃に貯蔵することが安全かつ有効と考えられたので,効果的な30℃貯蔵方法を見出そうとした。実験結果は次のようであった。採種後1-2か月の間の30℃貯蔵は室温貯蔵に比べ発芽をむしろ抑制した。採種後2-9か月の間の処理は期間が長いほど効果が大きかった。1か月処理では処理時期の早晩による効果の違いは明らかでなかった。2か月処理では後期処理ほど有効であったが,ジベレリン浸漬を追加する場合には採種後3-5か月の間の処理がよいと考えられた。ジベレリン浸漬の追加によって,採種後9か月には発芽率が20-30%増し,採種後20か月には30℃貯蔵方法に関係なく高い発芽率を示した。また,供試種子の発芽状況を検討し,それを休眠程度により5段階に区分して,30℃貯蔵に対する反応を調べた。

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