寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究 : III.各種積算温度の一定性並びに品種群の必要温度

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the Productivities of Corn as Silage Materials and Cropping Combination of Varieties Different in Maturation Dates in North-eastern Areas of Hokkaido : III. Constancy and requirement of some heat-unit accumulations for varieties
  • 寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシの原料生産特性と早晩性品種群の配合に関する研究-3-各種積算温度の一定性並びに品種群の必要温度
  • カンレイチ ニ オケル サイレージヨウ トウモロコシ ノ ゲンリョウ セイサン

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説明

寒冷地におけるサイレージ用トウモロコシ早晩性品種群の地域的配置および配合に利用することを目的として,日平均気温の各種積算温度の有効性を検討した。トウモロコシの生育等に関するデータは1963〜1977年の北海道内各試験機関および現地試験の成績書,また日気温は各試験場における観測値および「北海道の気象」の数値を用いた。日平均気温をそのま平均ま積算する単純積算温度の場所間および年次間変異は有効温度範囲による有効積算温度のそれより小さく,一定性が高かった。播種から刈取適期,つまり乾物率25〜35%に達するに必要な単純積算温度は,早生,中生,晩生,および極晩生品種群では,それぞれ2100〜2550,2250〜2700,2400〜2850および2550〜3000℃と算定された。また,多収性品種育成の一方向として,品種の低温発芽性向上による積算温度利用の改善を論じた。

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