種々の温度で貯蔵したローズグラスサイレージの発酵品質に対するセルラーゼおよび乳酸菌の添加効果

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タイトル別名
  • Effects of Cell Wall Degrading Enzymes and Lactic Acid Bacteria on the Fermentation of Rhodesgrass (Chloris gayana Kunth.) Silage Stored at Various Ambient Temperature
  • Effects of Cell Wall Degrading Enzymes

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抄録

ローズグラス1番堂を出穗期で刈り取り, 乳酸菌(1×10^5 cfug^<-1>)および細胞壁分解酵素(50mgkg^<-1>)を単独あるいは同時に添加してサイレージを調製した。サイロは20, 30および40℃で保存し, 45日後に開封して成分組成, 発酵品質およびin vitro乾物消化率を測定した。両添加物とも乳酸生成を促進し, pHおよびNH_3-Nの比率を低下させた。細胞壁分解酵素の添加は貯蔵温度に係わらずNDF, ADF, ヘミセルロースおよびセルロース含量を低下させた。in vitro乾物消化率はいずれのサイレージも同様の値を示し, 有意差は認められなかった。両添加物を同時に添加すると, 単独添加の場合よりも発酵品質はさらに向上した。以上の結果から, 乳酸菌および細胞壁分解酵素の添加はローズグラスサイレージの貯蔵性を改善すること, およびその効果は相加的で貯蔵温度の影響を受けないことが示された。

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参考文献 (22)*注記

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