オーチャードグラスとアルファルファの混播に関する研究 : I.播種期・播種量および苦土石灰量について

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Orchardgrass-Alfalfa Mixture : I. Effecte of Seeding Time, Seeding Rate and Magnesia-lime Fertilizer
  • オーチャードグラスとアルファルファの混播に関する研究-1-播種期・播種量および苦土石灰量について
  • オーチャードグラス ト アルファルファ ノ コンパン ニカンスルケンキュウ 1

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説明

オーチャードグラスとアルファルファ混播の収量並びに構成割合に及ぼす播種期と播種量および苦土石灰量の影響について検討するために圃場試験を行った。処理は播種期を4段階,オーチャードグラスに対するアルファルファの混播量を3段階とし,苦土石灰の施用量を無石灰区を含めて3段階とした。結果:1.アルファルファは生育初期の競争力に劣り,8月下旬以降の播種期ではオーチャードグラスの発芽生育が旺盛になってアルファルファは弱小化してしまった。アルファルファの株立ちに成功し,構成割合を適正に維持するためにはオーチャードグラスの播種適期より稍早めの8月中旬頃に混播するのがよいものと考えられた。2.オーチャードグラスに対するアルファルファの密播はオーチャードグラスとの競争(種間競争)のほかにアルフルァファ同種間の競争(種内競争)が激しくなってアルファルファは弱小化し,枯死個体の増加を招くので,アルファルファの株立ちの確保と生育生存におよぼす密播効果は少ないものと考えられた。3.強酸性の火山灰土壌での苦土石灰の施用はアルファルファの生育生存に効果的で多用区ほど残存個体数が多く,収量割合も高かった。4.本試験では越冬を契機にアルファルファの株数が激減し,目標どおりの混播率を保つことができなかったので,今後はその対策をふまえながら適正混播率の維持方策を究明していきたい。

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