圃場における乾草およびサイレージ調製中の栄養成分変化と栄養損失の測定と推定
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- ELAWAD Salih
- 広島大学大学院国際協力研究科
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- 熊谷 元
- 広島大学大学院国際協力研究科
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- 三谷 克之輔
- 広島大学大学院国際協力研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Measurement and Estimation of Changes in Nutrient Composition and Nutrient Losses during Hay and Silage Making in Field Curing
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抄録
圃場における乾草およびサイレージ調製中の栄養成分の変化と栄養損失の測定を行い,それらの推定式作成を試みた。圃場調製により牧草の総繊維(OCW)と低消化性繊維(Ob)含量は増加し,細胞内容物質の有機物部分(OCC),高消化性繊維(Oa),可消化養分総量(TDN)推定値,粗蛋白質(CP) ,リン(P)およびカリウム(K)含量は減少した。調製期間中の平均気温とTDNの減少率,調製期間中の総雨量とKの減少率との間には有意な正の相関があった。乾物収量とTDN,CP,PおよびKの栄養損失率との間には有意な負の相関があった。重回帰分析の結果,TDN減少率と損失率を推定する以下の式が得られた。TDN減少率(%)=4.13+0.15×ARF+1.37×TED-13.74×3^<rd>H TDN損失率(%)=48.85-44.12×DMH+2.09×TED+12.95×1^<st>H (ARF ; 調製中の総雨量(mm),TED ;テッダ・レーキの運転回数,3^<rd>H ; 3番刈牧草(ダミー変数) ,DMH ; 乾物収量(t/10a),1^<st>H ; 1番刈牧草(ダミー変数))調製中のTDN,CP,PおよびK損失率を推定する際,全データをプールした場合に比べて単一牧草調製と混播牧草調製にデータを分割した場合の方が,精度の高い式が得られた
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 49 (2), 117-124, 2003
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680730822016
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- NII論文ID
- 110003849582
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 6630918
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可