落葉広葉樹伐採跡地におけるシバ-オーチャードグラス型草地の成立過程に関する生態学的研究 : I.表面播種したシバ(Zoysia japonica STEUD.),オーチャードグラス(Dactylis glomerata L.)および数種草類の定着に及ぼすリターと施肥の影響
書誌事項
- タイトル別名
-
- Ecological Studies on Establishment and Development of Zoysia japonica STEUD.-Dactylis glomerata L. Association from Cut-over Land of Broad-leaved Deciduous Forest : I. Establishment of Zoysia japonica STEUD., Dactylis glomerata L. and Several Weed Species Surface-sown on the Land
- 落葉広葉樹伐採跡地におけるシバーオーチャードグラス型草地の成立過程に関する生態学的研究-1-表面播種したシバ(Zoysia japonica Steud.),オーチャードグラス(Dactylis glomerata L.)および数種草類の定着に及ぼすリターと施肥の影響
- ラクヨウ コウヨウジュ バッサイ アトチ ニ オケル シバ オーチャードグラス
この論文をさがす
抄録
落葉広葉樹伐採跡地からシバ-オーチャードグラス型草地を不耕起で造成する方法を検討した。本試験では施肥量の異なる3処理区を設け,シバ,オーチャードグラスおよび二次遷移過程において出現する代表的草種5種類の種子を混ぜて秋季に表面播種して,これら草種の定着特性からシバ-オーチャードグラス型草地が成立する生態的特性の一端を明らかにしようとした。1)秋播きしたオーチャードグラスは無施肥条件でも定着が良好であり,またその生長はリクーの存在する播種床の方が裸地状態の播種床よりも良好であった。一万,シバの定着および生長は裸地+無施肥の播種床条件で良好であった。これらの結果からシバ-オーチャードグラス型草地を造成するためには伐採跡地のリターを部分的に除去して,無施肥でシバとオーチャードグラスを秋播きすることが有効であることがわかった。2)二次遷移過程において出現する代表的草種の定着状況から,シバ-オーチャードグラス型草地を造成するためにはシバ草地の造成の場合よりもさらに貧栄養的土壌条件が必要であることが考察された。
収録刊行物
-
- 日本草地学会誌
-
日本草地学会誌 35 (4), 286-292, 1990
日本草地学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680730892672
-
- NII論文ID
- 110006408386
-
- NII書誌ID
- AN00194108
-
- ISSN
- 21886555
- 04475933
-
- NDL書誌ID
- 3657534
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可