SD法による草地景観のイメージと快適性考察の一試み

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タイトル別名
  • A Study of Images and Amenity of Grassland Landscape, Using SD Method.
  • SDホウ ニヨル ソウチ ケイカン ノ イメージ ト カイテキセイ コウサツ

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抄録

80枚の草地景観スライドを17名の工学部男子学生に提示し, 50対の形容詞対(SD尺度)について5段階で回答を求め, 因子分析を行った。さらに, 快適性の指標となる3つのSD尺度を外的基準, スライド中の景観構成要素の特性をアイテム・カテゴリーとする数量化理論I類による解析を行った。 50対のSD尺度は14因子に分類された。魅力度や眺めの良さといった快適性に直接関連する因子は清涼性, 印象度, 広がり感, 装飾性, 親しみといった他の因子と密接な関係にあった。また, 草地景観の快適性は草地を見る視線角度, 最も遠方に位置する景観構成要素の種類, 草地を取り巻く背景, 草地の種類, 大きさ及び色彩, 審美的植物の有無, 草地に付随する施設の種類, 色彩に大きく影響されることが示された。

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