アルファルファ除蛋白液の液体肥料としての利用
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- Upender REDDY G.
- 名古屋大学農学部附属農場
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- DESHMUKH V.R.
- マラスワダ大学植物学科
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- JOSHI R.N.
- マラスワダ大学植物学科
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- KAYAMA R.
- 名古屋大学農学部附属農場
書誌事項
- タイトル別名
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- Utilization of Alfalfa (Mediacago sativa L.) Whey as a Fertilizer in Irrigation
- アルファルファ除蛋白液の液体肥料としての利用〔英文〕
- アルファルファ ジョ タンパクエキ ノ エキタイ ヒリョウ ト シテ ノ リヨ
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抄録
マメ科作物から茎葉を経済的に高収量で得るためには,適度の施肥が必要である。本試験では,アルファルファの成分分画時に副産物として得られる除蛋白液(Whey)の液体肥料としての利用について実験室及びガラス室規模で検討した。供試植物としてカウピー(Vigna sinensis L.),グリーングラム(Phaseolus aureus Roxb.)及び落花生(Arachis hyposea L.)を用い,それらの発芽,成長及び根粒形成を調査した。湿潤ろ紙上における発芽試験では,wheyの濃度を上げるに従い発芽率及び根長が低下した。葉長はwhey 10%溶液(wheyを10倍に希釈)の施用区が対照区より長い傾向にあったが,whey 20%以上の溶液の施用により低下した。ガラス室内のポット実験では,whey 20%以上の溶液の施用はすべての植物に抑制効果を示した。whey 20%の溶液の施用で,カウピー及び落花生はあまり影響をうけなかったが,グリーングラムはダメージをうけた。以上のごとく,高濃度のwhey溶液の施用は植物の成長を阻害し場合によっては死に至らしめるが,低濃度の場合はこのような事が起こらなかったことから,10%あるいはそれ以下に希釈して施用するなら水及び養分の給源として有効と考える。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 33 (1), 32-37, 1987
日本草地学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680731200896
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- NII論文ID
- 110006408150
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 3134495
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可